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【2021年】ベトナムの就労ビザ・一時滞在許可証(テンポラリーレジデンスカード)・労働許可証(ワークパーミット)の取得方法・種類について

駐在や就職・転職で、就労目的でベトナムに滞在するには就労ビザまたは一時滞在許可証(テンポラリーレジデンスカード)、そして労働許可証(ワークパーミット)が必要です。

それらの許可証の申請時に求められる書類や内容は頻繁に変更されるため、最新の状況を必ず専門家や代行業者に相談ください。通常、申請準備から受け取りまで数カ月を要します。

ベトナムのビザと労働許可証の違い

ビザや労働許可証の違いは何でしょうか?意外とはっきりと答えられない方も多いかと思います。

ビザは『入国・滞在』に必要な許可証で、労働許可証はその名の通り『就労』を認める許可証です。

許可証の種類 目的 説明
ビザ(査証) ・入国
・一定期間の滞在
・外国人がベトナムに入国・滞在するための許可証
・ベトナムの出入国管理局から発給される
テンポラリーレジデンスカード
(一時滞在許可証)
1年以上の滞在 ・就労目的で1年以上ベトナムに滞在する外国人に発行される証明書
・帯同する家族にも発行されます
ワークパーミット
(労働許可証)
ベトナム国内での就労 ・外国人のベトナム内での就労を認める許可証。ベトナムで働くすべての外国人は労働許可証の取得をしなければいけません。
・市・省の労働傷病兵社会事業局から発給される

ビザ・労働許可証・一時滞在許可証の取得ステップ

ベトナム現地法人などに駐在員として赴任する、または現地採用として就労する人の一般的な取得ステップです。

①入国と短期滞在の許可 商用ビザを日本またはベトナム以外の国で取得して入国
②就労の許可 労働許可証を申請・取得
③長期滞在の許可 就労ビザに切り替え、または一時滞在許可証を取得

ビザ(査証)

パスポートに貼付されるビザ。ベトナム以外の国にあるベトナム公館(大使館や領事館)で取得する。

これからベトナムに入国して就労を始めるという人にとって最初に取得しなければいけないのはビザです。ビザには目的に応じて種類があります。ベトナムに駐在員として赴任する、ベトナムで現地採用者として働くという方は、通常は『DN』という種類のビザを日本(ベトナム以外の第3国)で取得してからベトナムへ入国するケースが多いです。

ビザの種類

ベトナムには主に20種類のビザがあります。日本人の多くの方に関係するビザは以下の通りです。

査証コード 入国目的 最長有効期限
DN
商用(出張などベトナム国内の企業を訪問する人)
12か月
LD
就労(労働許可書を取得後、長期間にわたりベトナム内の企業で就労する人)
12か月
TT
帯同(就労する人の配偶者や子ども)
12か月
DT
投資家、弁護士
12か月

※ビザの全種類はJETRO資料にて確認ください。

ビザには出入国回数に応じた「シングルビザ」と「マルチプルビザ」があります。

シングル 入国は一度まで可能。一度出国すると再入国不可
マルチプル 有効期限内は何度も出入国が可能

日本からベトナムに赴任するために入国する際には、商用ビザ(DN)の3か月マルチプルを取得しておくとよいでしょう。

商用ビザ(DN)の取得方法

  1. ベトナム国内企業(赴任する先の現地法人など)から招聘状を発行してもらう
  2. ・ベトナム国内企業はベトナムの出入国管理局に招聘状を申請する。

  3. 招聘状が発給される
  4. ・申請元企業に招聘状が届く
    ・日本国内(もしくは第三国)のベトナム公館(大使館および領事館)にビザ発給許可番号が通知される

  5. 日本国内(もしくは第三国)のベトナム公館でビザ発給を申請する
  6. ・通常、申請翌日にはビザが発給される
    ・パスポートにビザが貼付される
    ※日本の場合、東京の大使館、大阪および福岡の領事館の3か所で発給が可能
    ※窓口か郵送での発給が可能
    ベトナム大使館への申請方法や料金は、駐日ベトナム大使館のウェブサイトで確認ください。

  7. パスポートとビザを持ってベトナムへ入国する

労働許可証(ワークパーミット)

労働許可証の見本。有効期限や勤務地、職種などが記載される。会社で保管されることが一般的です。

ベトナムに入国したら次は労働許可証の申請をしていきます。ベトナムで外国人が就労するには、労働許可証(ワークパーミット)が必要になり、雇用する企業において大切な書類です。

<注意事項>

  • 必要書類の中には取得に時間がかかるものや公証が必要になるものもある
  • 必要書類が申請に有効な期間があるので有効期限切れに注意
  • 必要書類・審査方法に急な変更が起きるため、最新の状況を必ず専門家に相談する

労働許可証の取得条件について

労働許可証には「管理者」「専門家」「技術者」の3種類があります。この種類により条件が変わります。

種類 対象者
管理職
CEO
・企業を管理する者、機関・組織のトップ、それらの人から委任を受けた人
専門家
・現地法人で担当する職務を専門分野とする大学での学位を取得していて、当該分野で3年以上の勤務歴がある人
・外国の企業や機関が発行する専門家としての証明書がある人
技術者
・当該分野で3年以上の勤務経歴があり、外国企業で1年以上のトレーニングを受けた人

新規取得に必要な書類

種類 必要書類
共通で必要なもの
・労働許可書申請書
・投資登録証明書/企業登録証明書
・人民委員会からの外国人労働者の使用・採用の承認証明書
・パスポート
・顔写真(4×6cm)2枚
・健康診断書
・犯罪経歴証明書/無犯罪証明書
・委任状(社内異動の場合)、労働契約書(現地採用の場合)
管理職
CEO
・職位を証明する文書(雇用契約書/任命状/以前取得した労働許可書)
専門家
・現地法人で担当する職務を専門分野とする大学での学位を取得していて、当該分野で3年以上の勤務歴がある人
・外国の企業や機関が発行する専門家としての証明書がある人
技術者
・当該分野で3年以上の勤務経歴があり、外国企業で1年以上のトレーニングを受けた人

パスポート

労働許可証の有効期限は最長2年。労働許可証にはパスポートの番号が記載されるため、パスポートの有効期限が切れ、更新した場合には、労働許可証も更新が必要となってしまいます。労働許可証取得後すぐに更新とならないように、パスポート期限が1年未満の場合はあらかじめ切り替えをしておくと良いでしょう。

顔写真2枚

ベトナムの証明写真は「白背景」と定められている他、規定があるので事前にチェックしましょう。

健康診断書

健康診断書は、日本で取得するとベトナムで使えるようにするために、公証手続きが必要になり時間も費用も掛かってしまいます。そのため、ベトナムの指定の病院で受診されるのが良いと思います。

無犯罪証明書

日本からベトナムへ赴任や就職する場合は日本の警察で取得します。すでにベトナムに半年以上居住している場合は、ベトナムで申請することも可能です。事前に警察のウェブサイトや電話で確認をしてから出向きましょう。
ベトナム居住者で日本の犯罪証明書を取得する場合、日本国大使館および領事館でも申請が可能ですが、2ヶ月程度必要になるため注意が必要です。

委任状・労働契約書

日本本社から駐在員として派遣されて赴任する場合は、日本本社からの委任状が必要です。新たにベトナムで就労をする場合は、就職先の会社からベトナムの法律に則った労働契約書が用意する必要があります。

当該分野での3年以上の職務経歴書

以前の職場に「職種」「職務内容」「入社年月日」を記載した書類を作成してもらうことになります。経験ある業務内容と申請するポジションが違うと説明を求められますので、必ず事前に専門家に相談をして進めましょう。

大学卒業証明書

大学に卒業証明書を依頼すれば発行してくれます。ウェブサイトで申請し、郵送で受け取れる場合もあります。英語版でも日本語版でも最終的にはベトナムで翻訳と公証が必要になります。

滞在証明書

ベトナム国内の住まいのオーナーに依頼して、公安から滞在証明書を取得してもらいます。

一時滞在許可証(テンポラリーレジデンスカード)

実際の一時滞在許可証。以前はパスポートサイズでしたが、現在はカードサイズ。ベトナムにおいて外国人が身分を証明する大切なものですので紛失しないよう気をつけましょう。

一般的にテンポラリー・レジデンスカード(TRC)と呼ばれるものです。労働許可証(ワークパーミット)の手続きが終わった後にベトナム国内で申請して取得します。有効期間は最長5年ですが、労働許可証(ワークパーミット)の有効期限に準じ、通常は2年間となります。有効期限の間は、ビザの取得が不要となり、何度でも出入国可能です。

家族と一緒に滞在する場合は、労働許可証(ワークパーミット)を取得される方のビザに帯同するビザ(TT)を申請することができます。帯同ビザでベトナム入国後にレジデンスカードの帯同ビザに切り替えることができます。帯同ビザ取得には、ご家族全員の戸籍謄本が必要ですので、日本で用意しておきましょう。

  • 労働許可証(ワークパーミット)を取得後に一時滞在許可証を取得される場合には、商用ビザ(DN)からしか変更が出来ないので注意が必要です。
  • 2015年1月の出入国管理法改正により、入国後のビザ目的変更が不可になりました。そのため観光ビザや、ビザなしで入国 された後にベトナム国内で一時滞在許可証への切り替えができません。

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