短気な人にはおすすめできない、忍耐力が試される小さな貝料理|週末に読みたい!ベトナム時事ネタ帳

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美味しいシーフード料理はベトナムの魅力のひとつ。貝料理も地元では人気の定番シーフード料理だが、ここ最近ちょっと変わった一品が話題となっている。日本ではサラサキサゴと呼ばれるこの小さな貝の魅力は、美しい色、美味さ、そして食べる難しさにある。

サラサキサゴの殻長は小指の爪ほど。指先でひとつだけ摘み上げるのも大変なくらいに小さく、カラフルな殻の中から1cm程度の中身を引き出す作業は面白味とやりがいがある。巻き貝は、針や鋭いアルミ製の串を貝の入り口に差し込み、回すように中身を引っ張り出すのが一般的な食べ方だが、サラサキサゴの場合は、より細く小さいレモンやポメロなどの植物のとげを使用する。正しく調理しないと殻が壊れやすく中身が取り出しにくくなるので、調理の仕方にもコツがいる。

サラサキサゴの収穫時期は通常1月〜6月頃まで。旬の時期には中部地方を中心に通り沿いや、大きな市場などのいたるところで、サラサキサゴが売られているのを目にすることができる。スパイスで味付けし、唐辛子を加えてソテーされたものが主流で、小さくても磯の風味が強く、噛むほどに魚介の甘味と独特の風味が味わえる。大抵の場合、缶や袋に詰めて販売されており、2〜5万VND分も買えば飽きるほど食べられる。

その小ささゆえに「知らず知らずのうちについ食べ過ぎてしまう」「面倒臭い」と嫌う人もいるが、中央沿岸部の人々にとっては幼少期の思い出の味でもあり、面倒臭さも醍醐味だと考える人も多いようだ。

編集ライターBảo
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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