いまさら聞けないベトナムの干支なぜウサギではなく猫なのか?|週末に読みたい!ベトナム時事ネタ帳

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中国、韓国、日本などの国では2023年は卯年。しかし世界にはベトナムのように干支に猫を含む国がいくつかあり、それらの国では今年は猫年とされている。

ベトナムの干支にウサギではなく猫が含まれている理由については諸説ある。中国語でウサギは「mão(マオ)」と発音する。アクセントこそ多少異なるが、ベトナム語で猫を意味する「mèo(メオ)」に音が類似しているので、中国から干支が伝わった際に「猫年」になったという説がまずある。

また農業が盛んなベトナムでは、動物が群れを成して生息できる牧草地帯には限りがある。そういったベトナムの環境条件はウサギの繁殖には適しておらず、ベトナムの人々にとってウサギは「優しくてかわいい動物」とのイメージはあるものの、身近な動物ではない。一方でベトナムの民謡やことわざ、歌にもよく登場する猫は、「小さな虎」とも呼ばれ、太古の昔から人々の生活に寄り添ってきた。ベトナムの主要農産物といえば米。農家の人々は、米や作物にダメージを与えるネズミに昔から常に悩まされてきた。稲作文化の盛んなベトナムにおいて、ネズミを捕まえてくれる猫が農家の人々に重宝され、愛されてきたことは必然的ともいえる。

加えてウサギは「ウサギのように臆病」などの表現にもみられるように、臆病で弱いというイメージがあるのに対し、猫は敏捷性や知性などの優れたイメージが強い。このようなベトナムの生活様式や文化的背景から、ウサギではなく猫が干支に選ばれたという説もある。

編集ライターBảo
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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