11月11日は中国発祥の光棍節(こうこんせつ)。シングルデー、独身の日として知られるこの日は、パートナーのいない独身者が自分を甘やかし励ますために買い物をする日として、近年東南アジアを中心に、何千ものブランドやオンライン市場に巨額の収益を生むイベントの一つとなっている。ベトナムでも大半の店舗、ECサイトが毎年大規模なキャンペーンセールを行っている。
新型コロナウイルス感染対策の行動制限が緩和されて以降、予想以上に拡大した消費者の購買力には多くのショップが驚きを隠せなかった。多くのネットショップユーザーは、事前に商品を下見し、セール品を獲得するために11月11日の午前0時を待った。最も多く購入されたアイテムは、スキンケア商品、携帯関連グッズ、家電製品などだった。
ベトナムではこのW11が一年で最大のショッピングフェスティバルだが、他の月のゾロ目の日のセールもまた消費者から注目されている。コロナ禍でも需要は依然として高く、これらのキャンペーンセールと、安全に早く安く商品を手に入れられるオンラインショッピングが消費者の間で確実に浸透していることがわかる。
年末に向けてさらに消費者の購買意欲が高まる11月26日のブラックフライデーにもまた、多くの店舗がより多くの消費者を惹きつけるためのプロモーションを仕掛ける。しかしコロナ禍で消費よりも節約の必要性を感じている人、期待以上の値下げがなく満足感が得られないことに、不信感や苛立ちを感じセールへの興味を失った人もいる。
いずれにせよプロモーションイベントは年間を通じて複数あるので、自分のニーズに合った賢く上手な買い物をしたい。
▶ベトナム時事ネタ帳記事は、毎週更新中!その他記事は、こちらから
▶生活情報を無料でゲットする[©2021 wkvetter.com. All Rights Reserved.]