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【ベトナムのシン層 | Vol.6】多彩で魅力的な観光スポットアワード獲得や外国紙の推奨

サパで最初の5つ星ホテルとなった「Hotel De La Coupole SAPA」

本記事は、ベトナムやベトナム人に起こる出来事を多彩に切り取り、解説するコーナーです。

フランス最古の日刊紙「ル・フィガロ」が今冬の観光地としてベトナムが最適であるとする記事を掲載したと地元紙が伝えた。フランス人は「夏は避暑」「冬は避寒」とバカンスを楽しむ「旅の名人」で、世界中どこにでもいるといわれるドイツ人そして中国人などと異なり、個性的な目的地、楽しみ方を選ぶ。

そのフランス人に「冬の最適の観光地」としてベトナムが選ばれたのだ。記事ではハロン湾、トランアン景観コンプレックス、「陸のハロン湾」と称されるニンビンなど世界遺産の観光地が推奨されている。さらにフーイエン省やビンディン省のビーチや神聖な寺院、古代遺跡なども「見逃してはならない」と推薦している。

また「ワールド・トラベル・アワード2021」という旅行業界では権威ある賞の各部門でもベトナムの観光地やリゾート、ホテルがトップを占めたり上位にランクインしたりするなどベトナムにとってはうれしいニュースが相次いでいる。同アワードのビーチリゾートホテル部門ではニャチャンの「ムオンタン・ラグジュアリー・ニャチャン・ホテル」が栄誉を獲得し、デザインホテル部門ではサパの「ホテル・デラクールMギャラリー」が選ばれた。アジアの国立公園の部門ではネパールのテトワン、マレーシアのキナバル&タマンネガラ、スリランカのミネリヤ、インドネシアのコモドという有数の国立公園を抑えハノイ近郊のクック・フォン国立公園が選ばれている。
 
さらにベトナムを代表するリゾートで他の観光地に先立って11月から試験的に外国人観光客に開放されるフーコックでは「インターコンチネンタル・フーコック・ロングビーチ・リゾート」と「JWマリオット・フーコック・エメラルド・ベイ」がそれぞれ高級ファミリーリゾートホテル、高級リゾート&スパの部門で上位に選ばれた。いずれも折り紙付きの高級ホテルだが、日本人などが「仕事の合間に休暇」といわれるが「休暇の合間に仕事」というフランス人、その生き方や人生観の違いなのかお金の使い方も惜しまない。 
 
コロナ禍でベトナムの観光地はどこも厳しい状況に追い込まれているが、政府による段階的規制緩和で2022年6月以降は主な観光地への外国人観光客の訪問が全面的に可能になる予定で、旅名人のフランス人観光客などでかつての盛況が戻るのを期待したい。

執筆者:大塚智彦(フリーランス)
1957年生、毎日新聞ジャカルタ支局長、産経新聞ジャカルタ支局長などを経て2016年からフリーに。月刊誌やネット版ニューズウィーク、JBPress、現代ビジネス、東洋経済オンライン、Japan in depth などに東洋アジア情勢を執筆。

写真:vnexpress
※本コラムは、筆者の個人的見解を示すものであり、週刊ベッターの公式見解を反映しているものではありません。

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