ホーチミン市交通運輸局は先ごろ、同市人民委員会に対し、路線バスの車体広告事業の入札について一時停止を建議した。
同局は一時停止の理由として、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やウェブ広告など広告媒体の多様化によってバスの車体広告の魅力が低下していることを挙げた。
また路線バスの車体広告事業は競争入札手続きに時間を要し、市場の需要にマッチした広告訴求をリアルタイムで実現するのが難しいことや、市人民委員会が承認した広告掲載料が通常の屋外広告に比べて高額なことなどがネックとなっていた。
ホーチミン市内の路線バスは、将来的に走行距離の短縮や、一部路線の廃止などが計画されていることなどもあり、交通運輸局はバス車体広告事業を見直し、市の公共交通網の開発計画や現実的な広告需要に適した形で広告事業の見直しを図る構えだ。
同市のバス車体広告事業は2017年に開始し、弘亜社メディア・ベトナムが3年契約で路線バス492台分の広告事業を約1620億ドンで落札した。その後、公共交通管理センターは競争入札を5回開催し、競争入札への参加条件を変更するなどの試みも行われたが、いずれも失敗に終わっている。
引用元:Thanh Nien 3月5日
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