菅首相が訪越、ベトナムへの注目高まる(1) ~元駐日大使が分析~

(C) Ngoc Thanh

日本の菅義偉首相は、就任後初の外遊でベトナムを訪問した。

今回の菅首相の訪越で、日本や諸外国の対越投資の増加や、海洋の自由の保護促進などが期待されている。
菅首相の訪越で、日本や世界のサプライチェーンの多元化や、国際社会のベトナムへの注目などについて、元駐日ベトナム大使のグエン・クオック・クオン氏の分析を紹介する。

■ 時宜を得たベトナム訪問
菅首相の訪越は、両国関係が重要な局面にある中で実現し、予想を上回る成功を収めた。
今回の菅首相の訪越が成功したことは、両国首脳が戦略的パートナー関係をともに強めていくことの表れである。両国は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)禍での「新しい日常」の条件下で、さまざまな分野における復興や連携強化に向けていくつかの重要な合意に至った。

■ ASEANへのサプライチェーン移管が促進
両国の連携拡大により、今後は多くの日本企業がベトナムをはじめとする東南アジア諸国でのサプライチェーン多元化について検討が進むと予測される。
COVID-19禍で世界のサプライチェーンが寸断し、日本では、日本政府の海外サプライチェーン多元化等支援事業で、日本貿易振興機構(ジェトロ)に100件以上の応募があり、そのうち30件が採択され東南アジアへの移転を予定している。
ベトナムで事業を展開する日本企業は、今回の両国首脳間の合意事項について期待感を持って受け止めており、「新しい日常」の中で日本企業の事業が活発化するとみられる。

■ 国際社会がベトナムに注目
菅首相の「最初のメッセージを世界に発信する場としてベトナムが最もふさわしい」という声明は、国際社会のベトナムに対する信頼性を高め、日本の他にも諸外国がサプライチェーンの移管先として注目され得る。ベトナムには今後、他の諸外国の首脳が訪れ、COVID-19禍での連携が進むことが予測される。COVID-19の抑制が効果的に進み、経済がプラス成長する希少な国であることからも、国際社会のベトナムへの注目度が高まることが期待される。

引用元:VnExpress 10月21日
※本記事はソースの翻訳情報のため、内容が変更される場合もあります。

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