新型コロナ禍で企業のイノベーションすすむ

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)禍で、ベトナム企業によるイノベーションが多くの海外メディアに取り上げられた。

■ 輸出ストップを機に商品開発
今年2月末、COVID-19の感染状況が世界中で深刻化する中で、中国が国境を封鎖し農産物の対中輸出がストップした。中でもドラゴンフルーツは価格が急落して多くの在庫を抱えた。この状況を打開しようと、ABCベーカリー社が「ドラゴンフルーツパン」を考案、わずか3日間で商品化して販売したところ、連日行列ができる人気商品となり、ベーカリーの来店者数は通常の約30〜40%増となった。このパンは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)でも話題となったほか、米誌ビジネスインサイダーでも取り上げられ「COVID-19禍の経済的打撃の中で、ベトナムの人々は創造性や適応力を発揮している」と絶賛された。

国内市場では、バナナやスイカを使ったパンも次々に商品化され、多くの生産農家を救った。また企業にとっては、一次産品から脱却してより付加価値の高い製品作りにシフトするチャンスも秘めている。

■ 非接触で食料を配布
ホーチミン市では、非接触のコメ配布マシーン「コメATM」が設置された。これはある企業が考案したもので、ボタンを押すとコメが出てくる非接触の食料支援マシーンだ。第1号機がホーチミン市で設置されると多くの企業や市民が賛同し、ハノイやダナン、フエなど各地にも広がった。さらに、食料品などを無料で提供する「0ドンスーパー」も現れ、ロイター通信やCNN、New York Post、Insider、The Times of India、Bangkok Postなどでも紹介された。

■ ベトナムのイメージが変化
ある経済専門家によると、ベトナムでは農業が輸出に依存し、製造業は単純加工が主流だったが、COVID-19禍で企業は生き残りかけてイノベーションを実施、オンライン化も進んだ。従来は料理や風光明媚な景色などが注目されがちだったが、これを機に海外からのベトナムのイメージが変化することもあり得る。

引用元:Thanh Nien 10月15日
※本記事はソースの翻訳情報のため、内容が変更される場合もあります。

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