HCM市、自転車のライドシェアを検討

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 ホーチミン市では、交通渋滞や環境汚染の緩和策として、自転車のライドシェア(シェアサイクル)の草案を検討中だ。路線バスとリンクさせることで公共交通の利用促進も期待できる一方で、交通渋滞の深刻化といった課題も多い。

■路線バスとの併用でアクセス向上
 同市では、交通運輸局が人民委員会に対し、自転車のライドシェア(シェアサイクル)プロジェクト「Mobike」のテスト運用案を提出した。
 この案によると、Tri Namホールディングスが投資、テスト運用を実施する。自転車は388台を1区、および3区内の43箇所に設置。3区では、ディエンビエンフー通りおよびヴォティサウ通りに設置予定の路線バス優先レーンと連結する。期間は12カ月で、自転車置き場(サイクルポート)の借地料は免除となる。
 利用者はスマートフォンアプリで付近のサイクルポートを検索し、自転車のQRコードをスキャンして利用を開始する。料金は30分で5000ドンの想定だ。

■渋滞緩和、環境保護に期待
 交通運輸局は、シェアサイクルのメリットについて、路線バスなどとの連携で公共交通機関の利用促進や、個人車両の交通量が減ることによる渋滞緩和や環境保護を挙げている。
 一方で、デメリットも指摘されている。南部交通運輸科学技術分院(ITSTS)は、現時点でホーチミン市内には自転車専用レーンがなく、シェアサイクルを導入すれば大量の自転車がバイクレーンに流入して渋滞や交通事故が深刻化する恐れがあると指摘している。

■過去に頓挫も
 同市のシェアサイクル提唱はこれが初めてではない。交通運輸局は2017年にも市街地での自転車の利用促進を掲げ、職員用の自転車も導入したが、インフラや気候、道路事情などで立ち消えとなった。
 その後、国家大学がシェアサイクル「Easy Move」プロジェクトを展開、ソーラー電動自転車100を導入して大学生をターゲットに利用を呼びかけた。試験期間は3カ月で、多くの登録者を得たが、自転車の破損やカードキーの紛失などが多発し、計画半ばで頓挫した。

引用元:Thanh Nien 10月5日/Tuoi Tre 10月7日
※本記事はソースの翻訳情報のため、内容が変更される場合もあります。

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